Category Archives: 地域学習

熊本城観光とこうのとりのゆりかご訪問

[inspic=1195,,fullscreen,400][inspic=1196,right,fullscreen,400]この夏の第三セッションのスタート地点である荒尾市での滞在中に、熊本城を訪れる機会がありました!熊本城は日本にある城の中でも最大級の大きさと言われています。日本の暑い日差しの中、戦で52日間の籠城に持ちこたえたと言われる城壁の中を歩き回りました。ガイドさんが熊本城の歴史に関して説明してくれた後、ウォークラリーをして城内を探検しました。

外で昼食をとった後、2006年の5月に赤ちゃんポストが設置された慈恵病院へ向かいました。「こうのとりのゆりかご」は赤ちゃんを捨てざるを得ない親に赤ちゃんを預けるための安全な場所を提供するために、置き去りにされる赤ちゃんの命を助けるための最後の受け皿として設置されました。この病院の理事長の蓮田太二さんはこのような施設は本当はあってはならないものと感じています。この病院では赤ちゃんを置き去りにするのを思いとどまらせるようにカウンセリングするサービスを24時間体制で行っています。

こうのとりのゆりかごの設置以降、相談の件数は10倍以上に増え、500件もの相談が相次ぎました。このような相談に対応できているものの、こうのとりのゆりかご自体が日本で論議を呼んでいます。自分の見解としては、こうのとりのゆりかごは望まない妊娠によって生まれた子供が捨てられ、命を落としてしまうのを防ぐ受け皿と言えるし、必要だと考えます。この複雑で難しい問題の解決には、妊娠と避妊に関してのしっかりとした教育、妊娠中の母親への援助や中絶の規制の強化などが重要なステップになると思います。

(Liz Cullen, Canada)

凧作りに挑戦!

[inspic=1166,,fullscreen,400][inspic=1165,,fullscreen,400][inspic=1167,right,fullscreen,400]取手市での活動の最終日、WCIメンバーはホストファミリーと一緒に凧作りをして過ごしました。3つのチームに別れて、それぞれ40種類ものデザインを作成しました。皆でがんばって作った40枚の凧はその後紐で結んで一つにされ、学校の近くで高々と上げられました。自分たちで作った色とりどりの凧が空に浮かび、とてもきれいな風景を見ることができました。

取手での忙しい一日!

[inspic=1152,,fullscreen,400][inspic=1151,right,fullscreen,400]取手のキャノン工場に訪れた後、WCIメンバーはいくつか日本文化に関する活動に参加しました。日本の弦楽器である琴や子供がやるゲーム、南京玉簾などの伝統的な踊りを学びました。南京玉簾は、竹製のすだれを使って色々な形を作りながら踊るというものです。明日のありがとうイベントでは、今日経験した活動のいくつかを披露する予定です。

百年暖簾

[inspic=1136,,fullscreen,400][inspic=1135,,fullscreen,400][inspic=1139,right,fullscreen,400]今日は高校生による取手市についての紹介から始まりました。花火大会や凧揚げ大会などのイベントや、有名な美術品、また、優秀選手がそろう競輪や、国際的に活躍するキリン、日清といった有名企業についてなど、取手市の魅力をたくさん語ってくれました。一生懸命に英語を使い、メンバーとコミュニケーションを取っている姿を見て、私と同じように、異文化交流に興味を持つ日本人の学生がたくさんいることを実感しました。私はこのプログラムに参加し、色んな国の人と触れ合うことで、視野が広がり、毎日刺激を受けているので、是非彼らにも異文化交流を今後も積極的にはかってもらいたいと思いました。午後からは日本の文化を勉強するために、グループに分かれ、100年暖簾と言われる老舗4店、取手本陣、新六本店(奈良漬屋)、田中酒造、油市(人形)に行き、それぞれ担当店舗のPRコマーシャルを作りました。私は油市という日本人形を作るお店に行き、雛人形についてのPRをすることになったのですが、現在毎年3月3日に祝われる『ひな祭り』は、平安時代の“ひいな遊び”という人形を使った遊びと、ワラや紙で作った人形に厄や災いを移し、川や海へ流す“流し雛”が結びついて始まったという由来や、女の子の健やかな成長を見守り、厄払いを行うといった雛人形の役割など、日本人の私にとっても新しく学んだことがたくさんありました。各店舗のPRコマーシャルはすばらしく出来上がり、みんなで楽しみながらそれぞれの老舗について学びました。そして最後に今日一日のプログラムの締めとして、取手のLOC(地元実行委員会)の方々が日本の有名な俳句を教えてくれました。

『閑さや岩にしみ入る蝉の声』 松尾芭蕉

代々に伝わる日本の伝統文化に触れ、日本文化の魅力を改めて実感することが出来た一日でした。

エクソンモービルU35の方々との交流

[inspic=1126,right,fullscreen,250]今日の活動はWCIの経験の中でも一番楽しく、教育に焦点を置いた一日でした。始まりはエクソンモービルの将来の代替エネルギープランについての簡単な説明からでした。これに関しては科学的なアプローチかつ、さらに自分の生活と直結するものだったのでとても興味深いものでした。その後、エクソンモービルのU35(35歳以下)の方々と一緒にチームに別れて色々な文化の交流をするゲームをしました。その様子などを見て、この会社は若い社員のモチベーションを奮い立たせ、育成することを目標の一つにしているようでした。ゲームを通して学んだことが一つありました。共通の問題を解決するにあたって、時間とチームワーク、そしてモチベーションが必要だということです。世界市民として、今まで学んだグローバルな尺度での知識や経験を世界中の問題を解決するために適応させていくことが大事だと思います。エクソンモービルの社員の方々との繋がりができたことはとてもレアで貴重な経験で、それに参加できたことをとても嬉しく思います。

(Raymon Cheng, USA)