Category Archives: 長崎県大村市

まさか、自分がするとは

大村市でホストファミリーと初めて会った日、まだプログラムは開始前でしたが、とてもめずらしい経験をすることができました。私のホストマザーは小学校の先生で、日本の小学校生活を見学させてくれました。素敵なことだと思い、喜んでついて行きました、田んぼの中へ入り田植えを経験するとは全く予想もしませんでした!人生で今までのない経験です。そして、彼らが田植えする方法は私が今まで見たり聞いたりしたのとは違っていました。私は、育ちやすそうな場所に苗を適当に植えていくのだと思っていました。でも違いました。田んぼの中にロープを引き、そのロープにそって苗を植えます。そしてロープが移動すると、それに合わせてみんな進みます。とても興味深く、効果的な方法です。私は毎日、何か新しいことを学んでいるようです!

planting rice


ここで新しい人たち、お年寄りや若い人と会う良い機会にもなりました。田植えの最中、私は子供たち、先生やそこで見学していた人たちと話しました。私は彼らに自分の国について教え、彼らは僕に日本について教えてくれました。彼らはオランダには全く田んぼはなく、その代わりに主にじゃがいもを植えているというのを知りました。ある時、蛙が女の子に飛びつき、彼女は怖がって泥の中に入ってしまいました。その時、私は日本語で蛙という言葉を教えてもらいました。(女の子を見て笑いながら) 日本語で『カエル』、オランダ語では“kikker”だと私は教えました。みんな田植えを楽しんでいるようでした。私も楽しみました。お母さんたちにとっては大変でしょう、泥だらけの服を洗わないといけません…ムワヮヮヮ!すべての経験が良い一日となりました。日本にいる間にまたやってみたいです。

planting rice


(Juir from The Netherlands)

平和的でない過去を持つ穏やかな男性

日本に来るだびに日本人が『平和』を大切にする重要性をより理解できるようになります。広島や長崎で起こった厳しく衝撃的な原爆の悲劇を受ければ、どの国でも『平和』という言葉を真剣に受け止めるようになるでしょう。

今回、私たちは長崎で被爆された方からお話を聞くことができました。原爆投下の当時15歳だった彼が経験したものは、無邪気ですがとても現実味がありました。81歳になられた現在、1945年に起きた悲劇の出来事を乗り越え、世界平和を広げる一人として今まで生きてこられたことを感謝されていました。

Rianne and Iris with the survivor


1998年彼が教員の仕事を退職した後、彼は自分の被爆体験を人に伝えようときめて13年が経ちます。年間70回以上もの講話をされ、彼は人々に原爆の事実を伝えていますが、もっとも重要なのは、“憎しみ”ではなく人に伝えていくことなのだと信じています。

彼はワールドキャンパスのメンバーに約1時間、彼の経験を話してくれました。最後の彼の言葉はとても穏やかで簡単でしたが、彼が持つ前向きな力はどんな言葉よりも私たちに強く伝わりました… 「私が教師の仕事を退職してからは世界平和を伝えることが私の仕事です。私はこの仕事を死ぬまで続けます。」

World Campus Japan members with the Survivor


私はそこに座り、昨年も同じように感じたようにワールドキャンパスでお互いの文化を学び、それぞれの参加者や国について理解をし、お互いを尊敬しあうことが大切ということを思い出しました。

彼の講話の後、質疑応答や写真の時間がありました。私たちにハグをし、“I love you” と言ってくれました。過去に様々なことをたくさん乗り越え、素晴らしい人生観を持った人に会い、とても感動しました。

Celi and Brandon with the Survivor


世界そして若者にとって、恐れず一歩前に踏み出す新しい時代なのだと私は信じています。相手の気持ちになって考え、お互いを理解する時代なのです。より良い世界にしていくためには、一人ずつの努力が必要です。それは簡単なことではありませんが、今、私たちが自分たちや世界中のために平和に向けて始めなければいけないのです。

(Celiana Dolovitz – Education Manager in the Summer ‘11 Road Team)

目的を持った折り鶴

Making origami cranes with host families in honor of the Nagasaki victims


先週、ホストファミリーから日本の伝統的なおり紙を教えてもらいました。長崎で第二次世界大戦での被爆者の方に会うので、その時のために1000羽の折り鶴を作るというのが私たちの目標でした。これは、佐々木禎子さんという少女の忘れられない悲しいストーリーがきっかけとなりました。彼女は広島原爆投下で放射線により白血病になってしまいました。彼女は病気を治すこと、幸せになること、そして世界平和を願って1000羽の折り鶴を作ろうと決心しました。彼女は644羽の折り鶴を作り亡くなってしまいましたが、残りの356羽の折り鶴をクラスメイトたちが彼女のために作りました。広島平和記念公園には彼女をモデルにした銅像があります。

World Campus Japan Members in front of Cranes


私たちのほとんどが折り鶴を始めて作りました。最初の1羽を作った後、残り999羽を考えると気が遠くなりました。ラッキーなことに、私たちにはホストファミリーやその子供たちが手伝いをしてくれたり、間違っても一生懸命に教えてくれました。私はもう決して折り鶴の作り方を忘れないでしょう。折り鶴は、回復を願ってお見舞いに作ったり、幸せを願ったり、思いやりや平和を願って作られます。自分の想いを込めて折り鶴を折らないといけません。ホストファミリーと一緒に折り鶴を折りながら話をし、これから話をしてくださる方にこの折り鶴は繋がっていくのです。

Group of school kids placing cranes at site the atom bomb was dropped


(Brandon Serna – External Relations Manager for Summer ‘11 Road Team)

大村市 松本市長 表敬訪問

Metting Omura Mayor Matsumoto

大村市 松本市長を訪問し、大村市の現状と将来の計画について話を聞く良い機会となりました。

私たちと松本市長は楽しい会話をし、私たちが大村市へ来てとても良い時間を過ごしていること、松本市長は素晴らしい場所の市長であることを伝えました!大村市が外国との姉妹都市提携を計画していることを聞き、8カ国を代表したメンバーがそれぞれ自分たちの町のことを松本市長に伝えました。

貴重な時間を私たちと過ごしてくださった大村市 松本市長に心から感謝します。そして大村市がこれからも良い町でありますように!

(Brandon Serna – External Relations Manager for Summer ‘11 Road Team)

長崎県大村市でキック&叫び声!

今週、私たちは少林寺拳法の道場を訪れる機会があり、世界中で教えられている武道、少林寺を教えてもらいました。最初に私たちは、少林寺拳法の歴史、文化、そして武道の目的などについて学びました。教えてくれた先生は、少林寺拳法8段で黒帯をしていました。どのように少林寺拳法ができたのか教えてもらい良かったです。その後、動きを習う際、繋がりを感じ、何故このような動きをしているのかよく理解することができました。少林寺拳法は他の武道に比べてまだ新しいものです。少林寺拳法は1947年香川県、多度津町で宗道臣(そう どうしん)が創始しました。

Members of World Campus Japan partnering with the Shorinji Kempo kids


第二次世界大戦後の日本を活気付けたいという強い気持ちで道臣は少林寺拳法を始めました。この時期、日本の政治、経済そして人々の心は混乱状態にありました。そして、宗道臣は政治などの立場に立つ人の人格や考え方によって大きな差が出ることを発見し、「人、人、人、全ては人の質にある」と悟った。「よりおおくの人々に思いやりの気持ち、大きな勇気、強い正義感を育てていくしかない」これは宗道臣が武道と少林寺拳法を教える上でのほんの一部である。現在は世界34カ国で急速に広まっている。

Frank Florris on the ground after a toss


説明を受けた後は、基本の動きを学びました。(すべて護身術を基にしている。)最初に一緒に練習する6歳から13歳までの子供たちを見て、あまり痛まないだろうと思いました。10秒後、私は痛みと少し自身をなくした状態にいました。ラッキーにも、ほとんどのワールドキャンパス参加者が自分と同じ状態でした。やる気いっぱいで子供たちが丁寧に教えてくれました。私の半分の大きさの少年に投げ飛ばされたのには、驚きました。本当に楽しい一日でたくさんの事を学びました。そして後には痛みが残りました。

Brandon Serna learning from _____


(Brandon Serna – External Relations Manager for Summer ‘11 Road Team)