熊本城観光とこうのとりのゆりかご訪問

Visit to Kumamoto Castle


Lecture by Taiji Hasuda

この夏の第三セッションのスタート地点である荒尾市での滞在中に、熊本城を訪れる機会がありました!熊本城は日本にある城の中でも最大級の大きさと言われています。日本の暑い日差しの中、戦で52日間の籠城に持ちこたえたと言われる城壁の中を歩き回りました。ガイドさんが熊本城の歴史に関して説明してくれた後、ウォークラリーをして城内を探検しました。

外で昼食をとった後、2006年の5月に赤ちゃんポストが設置された慈恵病院へ向かいました。「こうのとりのゆりかご」は赤ちゃんを捨てざるを得ない親に赤ちゃんを預けるための安全な場所を提供するために、置き去りにされる赤ちゃんの命を助けるための最後の受け皿として設置されました。この病院の理事長の蓮田太二さんはこのような施設は本当はあってはならないものと感じています。この病院では赤ちゃんを置き去りにするのを思いとどまらせるようにカウンセリングするサービスを24時間体制で行っています。

こうのとりのゆりかごの設置以降、相談の件数は10倍以上に増え、500件もの相談が相次ぎました。このような相談に対応できているものの、こうのとりのゆりかご自体が日本で論議を呼んでいます。自分の見解としては、こうのとりのゆりかごは望まない妊娠によって生まれた子供が捨てられ、命を落としてしまうのを防ぐ受け皿と言えるし、必要だと考えます。この複雑で難しい問題の解決には、妊娠と避妊に関してのしっかりとした教育、妊娠中の母親への援助や中絶の規制の強化などが重要なステップになると思います。

(Liz Cullen, Canada)

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