平和的でない過去を持つ穏やかな男性

日本に来るだびに日本人が『平和』を大切にする重要性をより理解できるようになります。広島や長崎で起こった厳しく衝撃的な原爆の悲劇を受ければ、どの国でも『平和』という言葉を真剣に受け止めるようになるでしょう。

今回、私たちは長崎で被爆された方からお話を聞くことができました。原爆投下の当時15歳だった彼が経験したものは、無邪気ですがとても現実味がありました。81歳になられた現在、1945年に起きた悲劇の出来事を乗り越え、世界平和を広げる一人として今まで生きてこられたことを感謝されていました。

Rianne and Iris with the survivor


1998年彼が教員の仕事を退職した後、彼は自分の被爆体験を人に伝えようときめて13年が経ちます。年間70回以上もの講話をされ、彼は人々に原爆の事実を伝えていますが、もっとも重要なのは、“憎しみ”ではなく人に伝えていくことなのだと信じています。

彼はワールドキャンパスのメンバーに約1時間、彼の経験を話してくれました。最後の彼の言葉はとても穏やかで簡単でしたが、彼が持つ前向きな力はどんな言葉よりも私たちに強く伝わりました… 「私が教師の仕事を退職してからは世界平和を伝えることが私の仕事です。私はこの仕事を死ぬまで続けます。」

World Campus Japan members with the Survivor


私はそこに座り、昨年も同じように感じたようにワールドキャンパスでお互いの文化を学び、それぞれの参加者や国について理解をし、お互いを尊敬しあうことが大切ということを思い出しました。

彼の講話の後、質疑応答や写真の時間がありました。私たちにハグをし、“I love you” と言ってくれました。過去に様々なことをたくさん乗り越え、素晴らしい人生観を持った人に会い、とても感動しました。

Celi and Brandon with the Survivor


世界そして若者にとって、恐れず一歩前に踏み出す新しい時代なのだと私は信じています。相手の気持ちになって考え、お互いを理解する時代なのです。より良い世界にしていくためには、一人ずつの努力が必要です。それは簡単なことではありませんが、今、私たちが自分たちや世界中のために平和に向けて始めなければいけないのです。

(Celiana Dolovitz – Education Manager in the Summer ‘11 Road Team)

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