2011年 第2セッションへようこそ!

Welcome 2011 Session 2 members

第2セッションが始まりました。そして、今週も様々な楽しい活動が予定されています!刀鍛冶の道場見学、築400年のお城見学、そして荒尾市のみなさんに私たちの文化を紹介するためのインターナショナルフェアをシティモールで開催!市民の方に私たちの料理や言葉、そしてもちろん音楽を紹介する予定です。これらの活動報告もブログにアップしていくのでお楽しみに!!日本から愛を込めて!!

(Brandon Serna – External Relations Manager for Summer ‘11 Road Team)

三池小学校でIrisとクッキング

第1セッションでとても印象深い経験をした一つが大牟田市で行った2日間の三池小学校訪問です。子供と接する経験があまりなかったので私は少し緊張していました。一時間目は自分の国の料理を子供たちに教えるという科目だったので特に緊張しました。子供たちは2グループに分けられ、Andrewがひとつのグループに中国料理を教え、もうひとつのグループには私がオランダ料理を教えました。私は子供たちにhutspotというとても簡単に作れるオランダ料理を作ることにしました!

Iris and Brandon teaching the kids


まず最初に、じゃがいも、人参、玉ねぎを茹でました。その後、つぶしてソーセージと一緒に食べました。子供たちはとても集中してくれました。私はあまり料理が得意ではないし、今までに2回しかこの料理を作ったことがないのでとても緊張していました。その後、子供たちは自分たちの持ち場へ行き野菜を切り始め料理の準備をしました。私は歩き回りながら子供たちが料理をする様子を見ることができました。子供たちが熱心に上手に作ろうとしているのが分かり嬉しかったです。

Andrew from China teaching his dish


オランダには野菜をつぶす際に使う専用の道具があります。しかし、もちろんその道具は日本にはありません。(少なくとも、私はそう思っていますが?)かわりに、子供たちが太鼓をたたくときに使うような棒を渡してくれました。たぶん、料理用のものだと思いますが。野菜をつぶす時、子供たちはとても楽しそうでした。その後は食べる時間です。子供たちが喜んで食べているのを見て嬉しかったです。そして、まるで家で作った時と同じように美味しく感じました!中国のAndrewもとても美味しい料理を作ってくれました。

Iris playing with the kids after eating


次の日、子供たちから“感謝のメッセージ”(一人一人が素敵なメッセージを書いてくれたり、料理が美味しかったという感想を書いてくれていました。中には、今度は自分の家でまた作ってみたいと書いてくれている子もいました。)でできた本を渡してくれました。なんて素晴らしいことでしょう!本当に良い経験をすることができました。最初は少し不安で怖い気持ちもありましたが、子供たちは私を歓迎してくれて熱心に参加してくれました。子供たちは私が一生懸命、何かを教えようとしているのを心から喜んでくれました。三池小学校のみなさん、素敵な思い出をありがとう!

(Iris Spruit from The Netherlands)

平和的でない過去を持つ穏やかな男性

日本に来るだびに日本人が『平和』を大切にする重要性をより理解できるようになります。広島や長崎で起こった厳しく衝撃的な原爆の悲劇を受ければ、どの国でも『平和』という言葉を真剣に受け止めるようになるでしょう。

今回、私たちは長崎で被爆された方からお話を聞くことができました。原爆投下の当時15歳だった彼が経験したものは、無邪気ですがとても現実味がありました。81歳になられた現在、1945年に起きた悲劇の出来事を乗り越え、世界平和を広げる一人として今まで生きてこられたことを感謝されていました。

Rianne and Iris with the survivor


1998年彼が教員の仕事を退職した後、彼は自分の被爆体験を人に伝えようときめて13年が経ちます。年間70回以上もの講話をされ、彼は人々に原爆の事実を伝えていますが、もっとも重要なのは、“憎しみ”ではなく人に伝えていくことなのだと信じています。

彼はワールドキャンパスのメンバーに約1時間、彼の経験を話してくれました。最後の彼の言葉はとても穏やかで簡単でしたが、彼が持つ前向きな力はどんな言葉よりも私たちに強く伝わりました… 「私が教師の仕事を退職してからは世界平和を伝えることが私の仕事です。私はこの仕事を死ぬまで続けます。」

World Campus Japan members with the Survivor


私はそこに座り、昨年も同じように感じたようにワールドキャンパスでお互いの文化を学び、それぞれの参加者や国について理解をし、お互いを尊敬しあうことが大切ということを思い出しました。

彼の講話の後、質疑応答や写真の時間がありました。私たちにハグをし、“I love you” と言ってくれました。過去に様々なことをたくさん乗り越え、素晴らしい人生観を持った人に会い、とても感動しました。

Celi and Brandon with the Survivor


世界そして若者にとって、恐れず一歩前に踏み出す新しい時代なのだと私は信じています。相手の気持ちになって考え、お互いを理解する時代なのです。より良い世界にしていくためには、一人ずつの努力が必要です。それは簡単なことではありませんが、今、私たちが自分たちや世界中のために平和に向けて始めなければいけないのです。

(Celiana Dolovitz – Education Manager in the Summer ‘11 Road Team)

目的を持った折り鶴

Making origami cranes with host families in honor of the Nagasaki victims


先週、ホストファミリーから日本の伝統的なおり紙を教えてもらいました。長崎で第二次世界大戦での被爆者の方に会うので、その時のために1000羽の折り鶴を作るというのが私たちの目標でした。これは、佐々木禎子さんという少女の忘れられない悲しいストーリーがきっかけとなりました。彼女は広島原爆投下で放射線により白血病になってしまいました。彼女は病気を治すこと、幸せになること、そして世界平和を願って1000羽の折り鶴を作ろうと決心しました。彼女は644羽の折り鶴を作り亡くなってしまいましたが、残りの356羽の折り鶴をクラスメイトたちが彼女のために作りました。広島平和記念公園には彼女をモデルにした銅像があります。

World Campus Japan Members in front of Cranes


私たちのほとんどが折り鶴を始めて作りました。最初の1羽を作った後、残り999羽を考えると気が遠くなりました。ラッキーなことに、私たちにはホストファミリーやその子供たちが手伝いをしてくれたり、間違っても一生懸命に教えてくれました。私はもう決して折り鶴の作り方を忘れないでしょう。折り鶴は、回復を願ってお見舞いに作ったり、幸せを願ったり、思いやりや平和を願って作られます。自分の想いを込めて折り鶴を折らないといけません。ホストファミリーと一緒に折り鶴を折りながら話をし、これから話をしてくださる方にこの折り鶴は繋がっていくのです。

Group of school kids placing cranes at site the atom bomb was dropped


(Brandon Serna – External Relations Manager for Summer ‘11 Road Team)

大村市 松本市長 表敬訪問

Metting Omura Mayor Matsumoto

大村市 松本市長を訪問し、大村市の現状と将来の計画について話を聞く良い機会となりました。

私たちと松本市長は楽しい会話をし、私たちが大村市へ来てとても良い時間を過ごしていること、松本市長は素晴らしい場所の市長であることを伝えました!大村市が外国との姉妹都市提携を計画していることを聞き、8カ国を代表したメンバーがそれぞれ自分たちの町のことを松本市長に伝えました。

貴重な時間を私たちと過ごしてくださった大村市 松本市長に心から感謝します。そして大村市がこれからも良い町でありますように!

(Brandon Serna – External Relations Manager for Summer ‘11 Road Team)